ツキノワグマ対策について【注意喚起】
クマに十分に注意してください
ツキノワグマ出没に関する注意報について
最新情報(令和7年1月31日更新)
秋田県内全域においてツキノワグマ出没に関する注意報が、令和6年12月26日に発令され、延長されました。
注意報発令期間
(現行)令和6年11月1日から令和7年1月31日まで
(延長)令和6年11月1日から令和7年2月28日まで
ツキノワグマの特徴
ツキノワグマは視力があまり良くないので、主に聴覚と嗅覚に頼って行動、生活しています。嗅覚は鋭く、人の気配も鼻で察知します。大型なので行動は鈍そうですが、人より速く走ることができます。
主な食べ物は、森のブナやミズナラ、栗などの木の実が知られています。これらは、その年によって実り方が違い、凶作の年にはクマは食べ物を求めて平年より広範囲に行動すると言われており、このような年は子供を生まないことが多くなります。豊作の年は、栄養十分なたくさんの母グマが子供を生むことになり、翌年には子連れグマが多くなります。
ツキノワグマ対策について
ツキノワグマは、本来大変臆病で温厚な動物ですが、夏季はクマの繁殖期にあたり、オスはメスを探して活発に動き回り、気性が荒くなっています。
早朝、日没前後の時間帯はなるべく単独行動を避け、出没情報付近では十分に注意し、鈴やラジオ等で音を出しクマに自分の存在を知らせましょう。
近年は丘陵地や河川の近くだけでなく、住宅地に近い林でもクマが目撃されています。クマを誘因する原因の適切な管理を行い、クマを人里に引き寄せないようにしましょう。
- 果樹や野菜の収穫はお早めに。
- 生ゴミ、家畜飼料、米ぬかなどクマの食べ物になるものは放置しない。
- 藪を刈り払い、見通しをよくしましょう。
ツキノワグマと出会ってしまったら
あわてない!
遠くにいるクマを見つけたら、あわてずクマに背をむけず、向き合ったまま後ろにゆっくり後退します。距離が十分に開けばクマも落ち着きます。
騒がない!
ものを投げたり、騒いだりせず冷静になることが大事です。大きな声を出す、走るなど、クマを興奮させるようなことは絶対しないでください。
近づかない!
子グマの近くには、母グマがいる可能性が高いため、子グマを見ても近づいてはいけません。
(注意)一般的に言われている「死んだふり」による被害防止には科学的な根拠はありません。
ツキノワグマを見かけたら
クマを目撃した際は、五城目警察署または、潟上市農林水産振興課農村整備班に情報をお寄せください。
- 五城目警察署 地域課 (電話:018-852-4100)
- 潟上市農林水産振興課 農村整備班 (電話:018-853-5336)
クマ目撃情報(クマダス)について
令和6年7月1日から、秋田県により「クマダス」の運用が開始されました。
クマの目撃情報を地図で確認できたり、目撃情報の投稿も可能なシステムとなっております。メールアドレスを登録するとクマの目撃情報をいち早く受信できますので、ご登録をお願いします。
ツキノワグマ等情報マップシステム「クマダス」 (秋田県)(外部リンク)
潟上市の取組について
- 市のホームページでの広報及び市役所でのチラシの配架等により、市民の皆様への日常的な啓発や注意喚起を行います。
- 出没情報が寄せられた際には、五城目警察署、猟友会と適宜連携し、出没地域周辺のパトロール及び防災無線等による注意喚起の巡回広報を行います。
- 出没地域の幼稚園、小中学校などの教育施設及び保育所等の児童福祉施設への速やかな周知を行います。
- 特に被害が懸念される場合には、県の有害鳥獣捕獲許可を得て、猟友会による銃砲を持ってのパトロール及び箱わなを設置するなど駆除・捕獲に向けた迅速な対応を実施します。クマが市街地にとどまるなど、特に危険な場合には、県から移譲を受けた緊急捕獲許可権限により対応します。
更新日:2025年01月31日