潟上市地域包括支援センターの業務内容

更新日:2024年01月04日

 地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を維持できるよう、日常生活で生じるさまざまな問題や悩みごとなどの相談を受け、その人に合ったサービスや必要な制度が利用できるよう活動をしています。

 高齢者ご本人やご家族、近隣住民、関係者など、どなたでもご相談できます。

地域包括支援センターの役割

  1. 悩みごと・疑問・心配ごとの相談(総合相談)
  2. 介護予防
  3. 介護サービスを受けるための支援
  4. 財産と権利を守る
  5. 高齢者虐待への対応
  6. 地域の関係機関や専門職とのつながり

1. 悩みごと・疑問・心配ごとの相談(総合相談)

高齢者に関する相談

 高齢者の生活に関する悩みごとや疑問・心配ごとなど、一人で抱え込まずに、まずは相談してみませんか。
 地域包括支援センターでは、保健師・主任介護支援専門員・社会福祉士の専門スタッフが、高齢者ご本人やそのご家族の皆さまが安心して生活を営むことができるよう、初期段階の相談から専門的・継続的な関与または緊急の対応まで、適切なサービスや必要な制度の利用へつながるよう支援しています。

こんな時にご相談ください!

  • どこへ相談したら良いのか分からない
  • どんなサービスがあるのか分からない
  • 福祉サービスを利用したい
  • 介護保険サービスを利用したい
  • 近所の一人暮らしの高齢者が心配       など

2. 介護予防

健康づくり

 年齢を重ねても自分らしい自立した生活を継続するために、「介護が必要な状態にならないようにする」、「介護が必要な状態になっても、悪化させないようにする」という「介護予防」に取り組むことは、とても大切なことです。

 地域包括支援センターでは、介護予防を応援するため各種教室を開催しております。詳細は、市広報等でご確認いただくか、直接お問い合わせください。

 

 教室の一例)

ひざの関節に痛みがある人の教室
関節のしくみを学び、ひざ周りのケアや筋トレ等をおこないます。
もの忘れが心配な人の教室
体と頭を一緒に動かすプログラム等の脳トレをおこないます。
地域の集会所等でおこなう教室
介護予防の必要性や、地域の集まりの場(サロン)で活用できる実技メニュー等をお知らせしています。 

3. 介護サービスを受けるための支援

介護サービスを受けたい!

 地域包括支援センターでは、介護保険の要介護認定で要支援1または2と認定された人の介護予防ケアプランを作成しています。
 サービスを利用する人の状態や希望に合わせて、サービスの手配など連絡調整をおこないます。

 また、ご本人やご家族に代わって介護保険の申請手続きをすることもできます。

4. 財産と権利を守る

 近年、一人暮らしの高齢者や認知症などのため判断能力に心配がある高齢者が増えています。そのような高齢者を狙った悪質な訪問販売などがあり、実際被害にあう人もいます。

 地域包括支援センターでは、「消費者被害」に関する相談や、高齢者の日常生活に関わる契約、預貯金や財産の管理など、高齢者の財産と権利を守るための制度の紹介、関係機関との連絡調整をおこなっています。

こんなことはありませんか?

  • 悪質な訪問販売の被害にあって困っている
  • 身に覚えのない請求書が送られてきた
  • もの忘れのため、自分ではお金や預金通帳の管理が難しくなってきた       など

関係機関・相談窓口

関係機関・相談窓口の詳細
種別 機関名 電話
成年後見制度

秋田家庭裁判所

018-824-3121

リーガルサポート秋田支部

018-824-0055
ぱあとなあ秋田

018-896-7881

平日

午前10時から午後4時

日常生活自立支援事業

秋田県福祉生活サポートセンター

(注意)

受付窓口は「潟上市社会福祉協議会」

018-878-6538

(潟上市社会福祉協議会)

法律相談・

高齢者

権利擁護相談

秋田県高齢者総合相談・生活支援センター

018-824-4165

平日

午前9時から午後5時

消費生活相談

秋田県生活センター

018-835-0999

午前9時から午後5時

潟上市消費生活センター

(市役所地域づくり課内)

018-853-5370

平日

午前8時30分から午後4時

認知症の人と家族の会

認知症の人と家族の会 秋田県支部

「ひまわり会」

018-866-0391

月曜

午前10時30分から午後2時

5. 高齢者虐待への対応

 近年では、高齢者に対する虐待が深刻な状況になっています。地域包括支援センターには、「高齢者の虐待を未然に防ぐ」、「虐待を受けている高齢者を守る」、「高齢者を介護する家族を支援する」などの役割があります。
 また、介護保険施設を利用する高齢者が、施設で働く介護者から虐待を受けているなどの苦情や相談にも応じています。

こんなことはありませんか?

  • 近所で虐待を受けていると思われる高齢者がいる
  • いけないと分かっていても、親を虐待してしまう
  • 施設に入所している高齢者が虐待を受けている       など

高齢者虐待の種類と具体例

高齢者虐待の種類と具体例の詳細

虐待の種類

行為の具体例

身体的虐待
  • たたく、つねる、なぐる、ける、無理やり食事を口に入れる、やけどや打撲を負わせる
  • ベッドにしばりつける、意図的に薬を過剰に服用させる、身体拘束、抑制をする                                                                         

など 

介護・世話の

放棄、放任

  • 入浴をさせない、髪が伸び放題、皮膚が汚れている
  • 食事や水分を十分に与えないことで空腹の状態が長時間にわたって続く、脱水症状や栄養失調の状態にある
  • 室内にごみを放置するなど、劣悪な住環境の中で生活させる
  • 高齢者本人が必要とする介護・医療サービスを相応の理由なく制限したり、使わせない                                                          

など 

心理的虐待
  • 排泄の失敗をちょう笑する、それを人前で話すなど高齢者に恥をかかせる
  • 子供あつかいする、怒鳴る、ののしる、悪口を言う、無視する

など 

性的虐待
  • 排泄の失敗等に対して、裸にして放置したりしてこらしめる
  • キス、性器への接触、セックスを強要する 

など 

経済的虐待
  • 日常生活に必要な金銭を渡さない、使わせない
  • 本人の自宅等を無断で売却する
  • 年金や預金通帳を本人の意思・利益に反して使用する       

など 

(注意)厚生労働省「家庭内における高齢者虐待に関する調査」より引用。

6. 地域の関係機関や専門職とのつながり

 高齢者の介護には多くの専門職が関わります。

  • 介護支援専門員
  • 介護サービスを提供する事業所
  • 自宅で受けるサービス
  • 施設で受けるサービス

 上記のそれぞれがつながりあって、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、地域包括支援センターでは、地域の関係機関との連携・協働の体制づくり、専門職のネットワークづくりを進めています。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉保健部 健康長寿課 地域包括支援センター
電話:018-853-5318
ファックス:018-853-5233
郵便番号:010-0201
秋田県潟上市天王字棒沼台226-1

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